風越公園
カーリングホール棟
- 平成25年3月竣工
- 長野県軽井沢町
守谷商会の事業は大きく「建築」「土木」「不動産」の3つに分けられます。建設・開発する案件のジャンルは幅広く、都市や地域を構成するあらゆる建造物を手掛けています。
また、営業エリアは長野県内だけでなく、首都圏や中京圏といった広い地域にまたがっています。当社は総合建設業ですので、どの事業でも、職種や業種の異なる多くの人たちと一緒にプロジェクトを進めていく力が求められます。
オフィスビルや住宅、商業施設、工場といった建造物をつくるのが「建築事業」です。実際に使う人たちのことを想像しながら、企画・設計・施工していくのが建築事業の醍醐味。喜ぶ顔が見えたり、満足の声が聞けたりする仕事でもあります。例年、当社売上の約7割を占める、中心的な事業です。
道路、堤防、上下水道、ダムといった社会インフラは、人々の安全で快適な生活に必要不可欠なもの。土木事業では、そうした人々の生活の基盤となる施設、設備などをつくっているため、社員は大きな使命感を胸に、業務に臨んでいます。スケールの大きな仕事が多いのが特徴で、スタートから完成まで数年かかるような期間の長いプロジェクトも多くあります。
土地の売買などにより新たな商業地や住宅地などを開発するのが「不動産事業」です。ここでの仕事には、建築や土木といった他部門と連携するおもしろさがあります。他の同業者や土地の所有者などとの交渉力も必要とされますが、街が生まれ変わる、ダイナミックな瞬間に立ち会うことができます。
美しい信州で成長してきた企業として、
自然環境を守る取り組みにも力を入れています。
環境配慮型建築計画を積極的に提案し、設計段階および施工段階の両方でZEB※を推進してきました。近年は「地中熱利用新システム」や「再生可能エネルギー利用」も取り入れ、環境負荷のさらなる軽減に取り組んでいます。
※ZEB:快適な室内環境を保ちながら、省エネと創エネにより年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロとする建築物地中熱を活用する当社独自の技術です。地下水をポンプで引き上げ、地表面のすぐ下で散水、重力浸透により帯水層に還元するシステムで、地下水が循環する間に、熱交換パイプで冷暖房に利用できるエネルギーを採取します。このシステムには、イニシャルコストもランニングコストも安く抑えられることに加えて、地下水が還元されるため地盤沈下などのリスクがきわめて低いといったメリットがあります。
中部森林管理局主管の分収育林制度※「法人の森林(もり)」に賛同し、平成9年から霊泉寺山国有林(長野県信濃町)に「守谷のもり」を保有しています。弊社が保有する森は、樹齢約65年のブナをはじめ、ナラ、シラカバ、カエデなどの広葉樹が密生する天然林です。 私たちは、この素晴らしい自然を次の世代に引き継ぎたいと考えています。
※分収育林制度:民間の企業が一定の金額を負担して、国有林等の樹木を共有して育てる制度